臨床工学科
臨床工学科では、生命維持管理装置を始めとする各種医療機器の操作・保守・点検を行い、安全かつ適正に運用管理する部署です。
現在8名の臨床工学技士が、医療機器の管理・臨床業務に従事しています。
- 機器管理業務
- 心臓カテーテル検査・治療業務
- 血液浄化業務
- 内視鏡業務
- 手術室業務
機器管理業務
院内にME室を設け、輸液ポンプ・シリンジポンプ・人工呼吸器などの中央貸出しを行っています。
また、これらをはじめとする医療機器の修理点検業務もここで行っています。
心臓カテーテル検査・治療業務
心臓カテーテル室では、冠動脈造影や心筋梗塞の治療などが中心に行われます。
臨床工学技士は、主にポリグラフ装置を用いた圧波形や心電図の解析、またIABPやPCPS、
体外式ペースメーカなどの補助循環装置の操作を行っています。
さらに、電気的生理検査(EPS)なども行われており、これらの補助業務も行っています。
血液浄化業務
24台の透析装置にて外来・入院患者様の透析治療を行っています。
当院では透析管理システムを導入し、患者情報、検査データ、透析条件、透析スケジュール、透析記録その他のデータとオンライン化されており、一人ひとりの患者様の透析治療が開始から透析中、終了まで、ベストの状態で遂行されるようになっています。
透析室業務では、プライミングから穿刺・回収や血圧測定をはじめとした透析治療補助のほか、水処理装置、透析液供給装置、患者監視装置等、の操作、保守・管理業務を行っています。
院内に透析機器安全管理委員会を設置し、透析液の水質管理も行っています。
また、急性腎不全、敗血症や循環動態の不安定な患者様に対しては、CRRT(持続的腎代替療法)など行なっています。