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高尿酸血症、痛風について

診断基準

 血清尿酸値が7.0mg/dLを超える状態を高尿酸血症といいます。 高尿酸血症があり、足の親指の付け根や甲の関節などに急に生じる赤く腫れて激しく痛む関節炎(痛風関節炎)を起こした状態を痛風といいます。

自覚症状

 高尿酸血症そのものにはほとんど自覚症状がありません。 ある日突然、足の親指の付け根などに激しい痛みと腫れが起こる痛風発作で初めて気づく方が多く、それまでは健診の採血で指摘されない限り分からないまま経過することがほとんどです。

治療方針(生活習慣の改善)

 高尿酸血症・痛風の治療ガイドラインでは、次のような生活習慣の改善が基本とされています。

  • 体重管理:3%程度の減量を目標にした食事量の見直し
  • プリン体の多い食品(レバー、白子、干物、ビールなど)を控える
  • アルコール摂取量を控える(種類を問わず)
  • 水分を十分に摂る、有酸素運動を心がける(激しい無酸素運動は尿酸値を上げるため控えめに)

生活習慣を改善しても目標に届かない場合

 生活習慣の改善だけでは尿酸値が下がりきらない場合や、痛風発作を繰り返す場合、痛風結節がある場合などには、尿酸降下薬による薬物治療を行います。 急な痛風発作の際には、まず消炎鎮痛薬などで炎症を抑える治療を優先します。

動脈硬化と合併症(脳血管性認知症など)

 高尿酸血症は、痛風関節炎や尿路結石、腎障害の原因となるだけでなく、血管の動脈硬化を進行させ、高血圧や脳心血管疾患のリスクを高めることが示唆されています。 高血圧脂質異常症糖尿病など他の生活習慣病と合併しやすく、重なるほど動脈硬化、ひいては脳血管性認知症などのリスクが相乗的に高まるため、他の生活習慣病と合わせた総合的な管理が大切です。


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